近畿大学海岸工学研究室がLixel L2 Proを導入

―ハンディSLAMが拓く防災分野における空間データ活用の可能性とその展開―

 2026年6月23日、近畿大学海岸工学研究室において、Lixel L2 Proの納品および導入サポートを実施しました。 機器の納品に加え、研究室での運用を想定した組み立て方法の説明や操作支援、計測およびデータ処理方法まで一貫して対応しています。

Lixel L2Proとは 

 ここでは、Lixel L2 Proの概要について簡単にご紹介します。
本機器は、手に持って歩きながら周囲の空間を3次元データとして取得できるSLAM搭載LiDARスキャナです。SLAMにより自己位置を推定しながら計測を行うことで、屋内外を問わず連続した空間データを取得できます。

 また本機種は、点群取得速度や有効計測距離の違いにより複数モデルが用意されており、用途に応じた選択が可能です。これにより、近距離から広範囲まで柔軟な計測に対応できます。

Lixel L2 Pro モデル比較

 一般的なハンディSLAMと比較しても、計測条件に応じた運用の幅広さと安定した点群取得性能に強みがあります。

Lixel L2 Pro ワークフロー

 さらに、取得データは後処理ソフトと連携しやすく、ノイズ除去などの基本処理も自動で行えるため、計測から活用までを一連の流れで扱える点が特長です。

なぜSLAMの導入を?

 大学の研究室への納品はこれまでもいくつかありますが、その導入目的や活用方法は研究テーマによってさまざまです。

今回の高畠准教授についても、どのような活用を想定されているのか、お話を伺うことができました。

Lixel L2Pro

研究での活用イメージ

 お話の中で見えてきたのは、海岸エリアにおける津波などの災害対策や事前検証に関する研究の中で、ハンディSLAMの活用が検討されているという点でした。

 持ち歩きながら連続して計測できるという特性を活かし、現地を移動しながら短時間で空間データを取得できる点や、屋内外を問わず連続的に計測できる柔軟性を踏まえ、シミュレーションデータ上での避難経路の確認や現地環境との照合、災害時の動線検討などを通じて、計画や検証の精度向上に役立てていくことが想定されています。

ウォーターマーク


また、ウォーターマークについては、データ上での位置情報の記録やメモ付けを行い、コミュニティ間での情報共有や防災研究の検討に活用していく予定とのことです。

Lixel L2 Pro 組み立て


当日の流れ

まずは組み立てから。直感的に組み立てられるシンプルな構造です。

Lixel L2 Pro 操作説明


操作説明を行い、いざ実測!リアルタイムで点群が取得されていく様子に、驚かれる場面もありました。

Lixel L2 Proを装着することができるハーネスについても説明。


Lixel L2 Proを装着することができるハーネスについても説明。

ハーネスを使用することで、長時間の計測でも負担はほとんどありません。


ハーネスを使用することで、長時間の計測でも負担はほとんどありません。

Lixel L2 Pro 延長ポールの操作方法についてレクチャー中です。


延長ポールの操作方法についてレクチャー中です。

Lixel L2 Pro これで高所も含めて、ばっちり計測できます。


これで高所も含めて、ばっちり計測できます。

Lixel L2 Pro 

Lixel L2 Pro


実際に外での計測も行いました。

Lixel L2 Pro


学生の皆さんが一人でも計測できるよう、基本からしっかり説明しています。

もちろん各種ソフトウェア(点群処理ソフトLixel Studio、3DGS生成ソフトLixel Cyber Color等)のインストールもサポートいたしました。


もちろん各種ソフトウェア(点群処理ソフトLixel Studio、3DGS生成ソフトLixel Cyber Color等)のインストールもサポートいたしました。

屋外で取得したデータの解析が完了し、点群データをご確認いただきました。短時間の計測にもかかわらず、きれいな点群が取得できており、驚かれていました。


屋外で取得したデータの解析が完了し、点群データをご確認いただきました。短時間の計測にもかかわらず、きれいな点群が取得できており、驚かれていました。

弊社が生成したデータとあわせて、3DGSについての解説も行いました。高品質な3Dデータをご覧いただきながら、興味深く見ていただいている様子でした。


弊社が生成したデータとあわせて、3DGSについての解説も行いました。高品質な3Dデータをご覧いただきながら、興味深く見ていただいている様子でした。

さいごに

 今回のようにSLAM機器は、現場での計測だけでなく、その後のデータ活用や可視化まで含めて幅広い研究用途に使われています。
3DGSのような新しい表現と組み合わせることで、データの見え方や活用の可能性も広がっていきます。

 また弊社では、ハンディタイプSLAMの導入が初めての方に対しても、機器の組み立てや操作説明、ソフトウェアのインストールなど、一通りのサポートも可能です。

 今後も研究現場での導入や活用をサポートしながら、より実践的な計測に役立てていきます。
ご相談・導入のご検討など、お気軽にお問い合わせください。

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株式会社神戸清光レポート担当:走出(航)

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