株式会社テクノブレイン様が Artec社「Artec Leo」を導入。
―完全ワイヤレス型のハンディスキャナで細かな部分の計測まで。

2022年4月7日(木)に株式会社テクノブレイン様へ「Artec Leo」が納品された。
本記事では、その様子をみなさまへお伝えする。

株式会社テクノブレイン様は創業22年の企業だ。元々は、空調設備などの作図を主軸とするビジネスモデルだったが、レーザスキャナの導入後にはXRのようなデジタルソリューション事業も大きな主力事業となりつつある。

ライカ「BLK360」の導入をきっかけに3次元の活用が始まっており、現在では「Matteport」やMicrosoft HoloLens」の運用まで行う。

そんな気鋭の同社だが、3次元技術活用のために動き出したのは約3年前からだという。
——どんな背景がそこにはあったのだろうか。

完全ワイヤレス型のハンディスキャナ「Artec Leo」。

▲完全ワイヤレス型のハンディスキャナ「Artec Leo」。

PC・電源・ケーブルに縛られない「Artec Leo」

今回、株式会社テクノブレイン様が導入したのはスタンドアローン型のハンディスキャナ「Artec Leo」だ。 本製品の大きな特長は何といっても完全ワイヤレスで設計されていること。

ハンディスキャナにおいて、従来品では電源ケーブルを差しながらPCでデータを確認する、というパターンが主流だが、本製品においてはタッチスクリーンが搭載され、バッテリー式となっている。そのため、完全に独立した状態で対象物をスキャンすることが可能だ。

また、データ処理は「Artec Studio」という専用ソフトウェアで行う。様々な機能が搭載されているが、特に「2モデル間の比較を行える」機能においては、 「文化財のスキャンデータで機能を使用すれば経年変化も捉えらえる」と、業務活用のイメージができたようだ。

同製品は医療の現場でも患部のスキャンに使用されており、そのスキャンへの高い自由度が本製品の魅力の1つと言えるだろう。


製品情報はこちら:http://www.kobeseiko.co.jp/artec3d.html

左部分からレーザーが照射される。

▲左部分からレーザーが照射される。

製品活用のために、説明がしっかりと行われる。

▲製品活用のために、説明がしっかりと行われる。

コロナ禍で3次元技術の運用への勢いが増した。

現在はXR(VR,AR,MR)にも注力する株式会社テクノブレイン様だが、3次元技術の活用の道筋が拡幅したきっかけはコロナ禍だったという。同社は2019年7月に更なる3次元技術のビジネス展開を目指し、「デジタルソリューション事業部」を立ち上げた。同事業部の飯野氏が当時から今までを振り返って語ってくださった。

新型コロナウイルスが発生した2020年頃、 未知のウイルスの発生に日本国内は混乱に見舞われ、感染の蔓延を防ぐために様々な博物館のような文化施設が暫定的な休館を判断したことは記憶に新しい。そして加速したのが、文化施設をデータ化しバーチャルで楽しんでもらうという取り組みだ。そのデータ化を同社が依頼され、デジタルソリューション事業部の存在感がさらに上伸することになる。
文化施設のデータ化業務を端緒とし、次第に展示物のデータ化業務も行うように派生していった同事業部。 今回の「Artec Leo」の導入の目的の1つが、文化財の詳細をより高品質にデータ化するということだという。

同社の成果物を他社が見て、また依頼に繋がる。—そんなサイクルが今は確立されているようだ。
依頼は同社が所在する九州地方外からも多く舞い込むという。 空調や衛生設備の作図等が同社のビジネスモデルの太軸だったが、文化施設や文化財の3次元化も同社の重要な主軸になっているのだ。

ダイバーシティがその柔軟さを強化する。

飯野氏は3次元技術への取り組みについて「長くやっている他社には、まだ敵わない」と話す。しかしながら、約2年前の本格的な取り組み開始から複数製品の導入を推し進める同社には既に顧客から大きな信頼が寄せられているように見えた。

株式会社テクノブレイン様の特長は、様々な国籍・年代の社員たちが事務所内で働いていること。様々な背景を持つ20歳代前半から70歳代の社員が所属する。そのダイバーシティ(多様性)が同社の強みだ。
また、最近では他企業に所属する外国籍を持つ社員の教育を行うビジネスモデルも展開しているという。

一見、新技術導入と社員の多用性は関連性がないようにも思えるが、「認める」「否定しない」「向き合ってみる」という同社の文化が新技術活用を短スパンで実現した要素の1つに感じられた。

実際にスキャンを行っている様子。 リアルタイムに手元でデータが確認できる。

▲実際にスキャンを行っている様子。 リアルタイムに手元でデータが確認できる。

5.5インチのタッチパネルで操作が円滑に行える。

▲5.5インチのタッチパネルで操作が円滑に行える。

新技術が後継者を繋ぐ。

新技術導入、そして運用へと進む株式会社テクノブレイン様だが、飯野氏は「新技術が後継者を繋ぐ」と話す。 同氏は、業界内の人手不足が1つの大きな課題だと考えており、新技術がそれを解決すると考えているという。

——メジャーで計測といった手作業がBLK360に代わり、XRのようなビジネスモデルが次に展開されていく。 作業効率が向上し、業務の軽減に繋がる。 そして、それが若手の定着率になることも考えられるだろう。

自社の発展をビジョンに組み込むだけでなく、業界の底上げも狙う同社の取り組みは、社会貢献も担っているように見える。 

▲急遽「BLK2GO」のデモも行った。 スケジュール外にも関わらず、実機を見るために自発的に社員のみなさんが集まってきたことが印象的だ。

▲急遽「BLK2GO」のデモも行った。スケジュール外にも関わらず、実機を見るために自発的に社員のみなさんが集まってきたことが印象的だ。

株式会社テクノブレイン様。

▲株式会社テクノブレイン様。

――新技術への興味が社内に共有されていた。

株式会社テクノブレイン様へお伺いして感じたことは、 新技術へアンテナを張ることが誰か一人に偏っているのではなく、社内全体でシェア出来ているということだ。

急遽「BLK2GO」の実機を紹介した際も、他フロアに「実機を見たい人は来てください」と連絡を入れただけで ほとんどの社員が集まってくださったことが非常に印象的だった。自社のビジネス展開だけでなく、業界自体の底上げを目指す同社は社会貢献への意識が色濃く感じられる。

——実機を見ることで業務のイメージを深めることができる。
 是非、みなさんも神戸清光にご相談いただきたい。

(株)神戸清光 広報担当 松本葵

株式会社テクノブレイン 様

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