株式会社タダコジャパン様が神戸清光大阪支店へ。
ドローンのプロはライカ「BLK360」に何を思う?

2022年5月27日(金)に株式会社タダコジャパン様にライカ「BLK360」についての情報共有を行った。
本記事ではその様子をみなさまにお伝えする。

株式会社タダコジャパン様は滋賀県大津市に所在するドローン事業を行う企業だ。
その事業内容は空撮・映像制作から点検までと多岐に渡る。

神戸清光ではドローン撮影に関して、地形抽出のためのフライト、所謂測量向けの撮影を行うことがほとんどだ。しかしながら、今後は山間部調査・映像関係など、PR映像などの空撮の依頼が増加することを予想している。そのような背景から、映像向けのフライトを弊社から株式会社タダコジャパン様へ依頼させていただいた。そして、今回の「BLK360」への情報共有の場へと繋がっている。

同社代表取締役の多田氏はJUIDA運営のドローン講座第1回目の受講生であり、ドローンを取り巻く状況の変化を第一線で感じてきた。同氏はライカ「BLK360」を見てどのように感じたのだろうか。

実際のBLK360計測データを通して使用イメージを深めていただく。

▲実際のBLK360計測データを通して使用イメージを深めていただく。

株式会社タダコジャパンの阪口氏。 様々な現場を想定をしながらBLK360について質問を投げる姿が印象的だった。

▲株式会社タダコジャパンの阪口氏。
様々な現場を想定をしながらBLK360について質問を投げる姿が印象的だった。

ドローン×地上型レーザースキャナの可能性。

3次元化が進んでいる今、その成果物を作成するための手段は1つではない。
ドローンでの業務を主とした株式会社タダコジャパン様のレスポンスを見て、BLK360の大きな可能性を再認識することが出来た。
ドローン×地上型レーザースキャナを組み合わせるなどハイブリッド形式での3次元データ取得・活用が将来の「普通」になり得るのではないかと感じられる。

当日はハンディタイプレーザースキャナ「BLK2GO」もご覧いただいた。

▲当日はハンディタイプレーザースキャナ「BLK2GO」もご覧いただいた。

BLK360の「思っていた以上」は?

BLK360の実機を初めてご覧いただいた多田氏と阪口氏に同製品のイメージと実機の印象の差を訪ねた。

――同氏らは「コンパクト」「高性能」「時間が掛からない」「人手が要らない」と答える。
BLK360の重量は約1kgとポータビリティの高さが特長だ。 また、1器械点あたり約3分とスピーディーに計測が可能であり、操作はボタン1つとシンプルだ。 今まではレーザースキャナを使用するために技術力が必要であったが、その概念に革新を与えた。また、コスト面での導入検討のしやすさも3次元データ活用を加速させている。

――実際のハードとデータに触れていただくことで感じていただけることが必ずあると神戸清光営業担当者は考える。 カタログの情報だけでは分からないことを実機を通して感じ、製品活用まで実現していただきたい。

「ドローン」という文字が日本で広まり始めた時から、今まで。

株式会社タダコジャパンの多田代表取締役と阪口氏はそれぞれ、JUIDA主催の講習の第1回目と第2回目を受講して知識と技術を取得した。当時は「ドローン」という文字がちらほら日本で見え始めた時。まだまだドローンへの認知度は低く、フライトを行うと何度も警察を呼ばれたという。
「今では、子どもたちもドローンを見ても素通りしますよ。」と笑いながら多田氏は語る。

そしてドローンスクール講師を経て、約7年前に同社を立ち上げ業務をスタートする。
その業務は空撮から始まり、現在では設備点検までと幅広い。

阪口氏は「ドローンを通して知らない分野に挑戦出来ることが同社の魅力です。」と話す。
そして、その挑戦の結果として色々な分野に対応していきたいと考えているという。
また、ドローンや点群データなどを使用して災害大国である日本の様々なことを解決していきたいとも考える同社。 非常に明るくエネルギッシュな印象であり、社会貢献にも意識を向ける姿勢が非常に印象的だった。

「先駆者であること」が企業価値としても大きな強みになるのだと実感させられる。

株式会社タダコジャパン 多田代表取締役(左)と阪口氏(右)。

▲株式会社タダコジャパン 多田代表取締役(左)と阪口氏(右)。

「先駆者」の強さ。

BLK360が高い汎用性を持っていることを知ってはいたつもりだったが、ドローンのプロフェッショナルの同製品に対する良いレスポンスを通して、その汎用性の高さがリアルであることを感じた。

様々な形で様々な場所やモノが3次元データ化が進む今、今の主流とは違う別の何かが「普通」になるのだ。 その何かが「普通」になった時に、「先駆者」であることが強みになる。

――株式会社タダコジャパン様の掲げるビジョンや取り組み・技術力から、普及前から始めることの重要性を知ることが出来た。

(株)神戸清光 広報担当 松本葵

株式会社タダコジャパン 様

【所在地】〒520-0025 滋賀県大津市皇子が丘2-4-15
【電話番号】077-535-1266
【HP】https://tadacojapan.jp/