神戸清光提供の体験会@西脇市立青年の家を実施!
「ライカ体験・説明会」編

2022年6月14日(火)に神戸清光が体験会を行った。 本記事では、当日の様子をみなさまへお伝えする。


本体験会の主軸の1つがライカ社製のレーザースキャナだ。 当日は「RTC360」「BLK360」「BLK2GO」の実機を通して同社製のレーザースキャナを体感いただく。

また、福井コンピュータ社とアイサンテクノロジー社のソフトウェアを更に知っていただくことで、
データ活用までのストーリーをイメージしていただくことも出来た。。

当日の様子。

▲当日の様子。

ユーザーが増えている、ライカ社のレーザースキャナ。

本体験会の主軸の1つとなったのが、ライカ社製のレーザースキャナだ。
「RTC360」「BLK360」「BLK2GO」の実機を通して、実際の活用イメージを膨らませていただく。
「RTC360」は200万点/秒の計測スピードで点群データが取得可能な地上型レーザースキャナだ。
「BLK360」も同じく地上型レーザースキャナであり、約1kgと軽量なハードで36万点/秒の計測スピードでデータの取得が出来る。 また、SLAM技術を適用したハンディタイプスキャナ「BLK2GO」への注目度も高まっていることが感じられる。

――「RTC360の汎用性が3次元の扉を開くと思うんです。」と話すのは、ライカジオシステムズ株式会社の営業担当中島氏だ。 点群データ取得を目的とした場合に最初に導入する機種として「RTC360」「BLK360」がそれに適しているのではないかという。

また、「傾斜補正機能付きプリズムポール『Leica AP20 AutoPole』も生産性を最大化するんではないでしょうか。」と同氏は話す。「AP20」は水平を保つ必要がないプリズムポールだ。スピーディーな2次元平面図の作成やワンマン測量を可能とする。 当日は資料のみでの紹介だったが、測量の主流であるトータルステーションの作業効率を大きく向上させるアクセサリとして、普及が進みそうだ。

「RTC360」の製品情報はこちら
「BLK360」の製品情報はこちら
「BLK2GO」の製品情報はこちら
「Leica AP20 AutoPole」の製品情報はこちら

実機を見ていただくことが重要だ。

▲実機を見ていただくことが重要だ。

「RTC360」の実際の計測スピードを感じていただく。

▲「RTC360」の実際の計測スピードを感じていただく。

「BLK2GO」の計測~データ取り込みも体験していただいた。

▲「BLK2GO」の計測~データ取り込みも体験していただいた。

3次元活用の実現には、ハードだけでなくソフトの選定も重要だ。

本体験会ではアイサンテクノロジー社のソフトウェアの体験ブースを設置し、 ソフト面でも3次元活用へのイメージを膨らませていただく。

大規模点群処理ツール「Wing Earth」には参加者の多くが注目しているようだった。 同製品は土木・測量、建築や品質検査など、使用目的を限定しなくて良いことが特長の1つだ。

――アイサンテクノロジー株式会社測地ソリューション事業本部の鷹野氏は「Wing Earth」について、「処理速度の速さが特長」だと話す。 また、「ハードのスペックだけでなく、ソフトの処理速度を重要視していくことが 2次元から3次元への流れに対応するポイントになるのではないか」と語る同氏。

新技術を導入する選定要素として「事務所での作業時間の短さ」が強まってきているように感じられる。

「Wing Earth」の製品情報はこちら

「Wing Earth」について説明を行う。

▲「Wing Earth」について説明を行う。

「調査/測量」「設計」「施工」「維持管理」のそれぞれを補う福井コンピュータの製品ラインナップ。

福井コンピュータ社製のソフトウェアを通した3次元活用イメージも来場者へお伝えする。

新技術で行われる「調査/測量」「設計」「施工」「維持管理」それぞれの業務をカバーする同社の製品群だが、 「その中でも、BIM/CIMコミュニケーションシステム『TREND-CORE』をユーザーへ紹介することが増えました。」と話すのは、 福井コンピュータ株式会社の有賀氏だ。同氏は同製品を「3次元CADとして導入しやすい」とも表現する。 3Dモデル活用への速度は上がっており、住民説明の際の資料としてだけでなく、 重機の搬入シミュレーションや作業者への情報伝達など、情報の汎用性が高まっている。
――汎用性が高いからこそ「3Dモデルを何に使うのか」という芯を持つことが重要だと同氏は語った。

また、同氏は3D点群処理システム「TREND-POINT」についても作業効率の向上へ繋がると考えており、
「直感的に幅広く使用できるということ」が同製品の大きな特長だと話す。

新技術が「普通」になることを同社は想定しているのだろう。

「TREND-CORE」の製品情報はこちら
「TREND-POINT」の製品情報はこちら

ユーザーとメーカーの接点を作ることも神戸清光の役割の1つだ。

▲ユーザーとメーカーの接点を作ることも神戸清光の役割の1つだ。

「現在の主流」は、過去の「新しい」だ。

あらゆる事柄において「主流」や「常識」が存在するが、それらはいつかの「新しい」ということであったということを感じる。2次元から3次元へ、という流れが来ているとことをメーカーが挙ってリリースする製品が伝えているようだ。

特にライカ社の3次元化を促すレーザースキャナと、トータルステーションの活用を促すプリズム「AP20」の対比が面白い。

体験会の実施には、ユーザーとメーカーの接点が生まれるという大きな意味合いがあるだろう。
実機を見て製品を知っていただく、という価値の創出にも繋がる。

「現在の主流」が移り変わる可能性があること、それはかつての「新技術」であったであろうこと。
製品の選定の際は、是非神戸清光にご相談いただきたい。

(株)神戸清光 広報担当 松本葵