神戸清光営業担当者が
ライカ地中レーダー探査システム「Leica DSX」の社内製品研修会を実施!
――埋設物も3次元で見る時代。

2022年6月24日(金)に神戸清光の営業担当がライカ社地中レーダー探査システム「Leica DSX」の社内製品研修会を実施した。本製品の特長は、深度ごとに断層画像を表示し直感的に全体像をその場で把握できることだ。本記事では、その社内製品研修会の様子と共に製品についてみなさまへシェアする。

「Leica DSX」は地中探査機だ。地下に埋設された配管などを可視化する。 従来の地中探査機では、地中レーダー波形図を確認することで埋設物や土壌を知るという方法が一般的だ。

しかしながら、本製品では反射強度別や3次元的に情報を表示することが可能である。 さらに、従来の波形図を併せて使用することによってさらにデータの質を向上させることが出来るという。

「Leica DSX」計測時の様子。 重量はそんなに感じられず、ストレスなく動かせる。

▲「Leica DSX」計測時の様子。
重量はそんなに感じられず、ストレスなく動かせる。

従来の地中探査機で取り入れられている波形図表示。

▲従来の地中探査機で取り入れられている波形図表示。

「Leica DSX」では、波形図以外にも反射強度や3次元的な表示が出来る。

▲「Leica DSX」では、波形図以外にも反射強度や3次元的な表示が出来る。

「直感的に操作出来る」と神戸清光営業担当者は考えた。

本製品研修会に参加したある神戸清光営業担当者はDSXについて「直感的に操作出来る」と話した。
また、本製品では現場ですぐに結果を反射強度別でカラーマップ化されたトモグラフィ画像(断層画像)に生成出来る。DSXは「見えやすさ」に特化している製品と言えるだろう。

また、グリッドスキャンモードで測定したデータは、画像ファイルやCADファイルなど多様な形式で出力することが可能だ。KLMファイルとして出力し、Google Earthに情報を適用することも出来る。

――従来の波形図だけでなく、反射強度によって色付けされた断層図など情報を使用する幅が広がる。
地中に関する情報にも「活用」の道筋が示され始めているのだろう。

地中の情報が可視化される。 ディスプレイ操作も非常に直感的だ。

▲地中の情報が可視化される。
ディスプレイ操作も非常に直感的だ。

製品研修会に参加する神戸清光営業担当者たち。

▲製品研修会に参加する神戸清光営業担当者たち。

GNSSとの連携も簡単に。

「Leica DSX」はGNSSと連携することも可能だ。 位置情報を持たせたデータを出力することで、より深みのあるデータを作成することが出来る。 ある神戸清光営業担当者は「『GNSSを装着できる』」という発想が測量器メーカーらしい」と表現した。

ライカ社では水平を保たずに計測が出来るGNSSやプリズムポールなど、 多くの人が利用する技術を更にブラッシュアップすることに長けている。 そのような技術があるからこそ、製品同士の連携が進むのだろう。

多様な計測方法が広がる測量業界のメーカーならではの製品だ。

傾斜したまま計測可能なGNSS「GS18T」についてはこちら。

傾斜したまま計測可能なTS用ポール「AP20」についてはこちら。

GNSSローバーを装着したDSXのイメージ。

▲GNSSローバーを装着したDSXのイメージ。

折り畳んで収納出来る。

▲折り畳んで収納出来る。

直感的に分かりやすい画面表示。 画面表示の進行方向に従って進み、データを取得する。

▲直感的に分かりやすい画面表示。
画面表示の進行方向に従って進み、データを取得する。

地中探査機も可視化する。

本研修会では地中探査機について社内での情報共有を行った。 神戸清光は測量に関する製品として、ライカ社のレーザースキャナについての情報を発信することが多いが、同社の地中レーダー探査システム(地中探査機)にも「直感的」「シンプル」という言葉が当てはまっているように感じられた。

ライカ社は“革新的"と称される製品を様々世に送り出しているが、「Leica DSX」もそれと同じく革新的な製品だと言えるだろう。 実機を見ると、これからの普及の可能性が強く感じられる。

目的や使用用途をしっかりとイメージ・ストーリーを描くことが、製品選定の重要なポイントだが、「実機を見る」ということで疑問や懸念点がクリアになることもあるだろう。
是非、神戸清光にご相談いただきたい。

(株)神戸清光 広報担当 松本葵