GNSSを1人1台で運営する時代が来る?
マイゾックス社 2周波RTK-GNSS受信機「GEO WALKER(ジオウォーカー)」を
神戸清光営業担当者が体験!

2022年12月5日(月)に神戸清光営業担当者がマイゾックス社の2周波RTK-GNSS受信機「GEO WALKERⓇ(以下、GEO WALKER)※」の活用勉強会を行った。本記事では、その様子をみなさまにお伝えする。

※「GEO WALKERⓇ」はマイゾックスの登録商標です。

マイゾックス社は愛知県にある測量器材の開発から販売までを行う企業だ。 「『創造王国』を目指し、常に価値のある製品、品質、サービスを創造する。」ということを理念の1つとして掲げている。

その同社が新製品として発表したのが、2周波RTK-GNSS受信機「GEO WALKER」だ。
2022年10月19日に開催された神戸清光展示会「KOBESEIKO EXPO2022」でのインタビュー時にも、同製品について担当者が熱く語る場面があった。 下記にそのインタビュー動画へのリンクを掲載しているので、是非ご覧いただきたい。 同社からの“熱”が、きっと感じられるだろう。

マイゾックス「GEO WALKER」の製品情報はこちらから。

マイゾックス社の神戸清光展示会2022 インタビュー

「GEO WALKER」の実機。 カタログイメージと実機には差がなかったと筆者は感じた。

▲「GEO WALKER」の実機。
カタログイメージと実機には差がなかったと筆者は感じた。

「GEO WALKER」の重量は約1㎏。 (乾電池含む)

▲「GEO WALKER」の重量は約1㎏。
(乾電池含む)

“コスパの良さ”が大きな魅力の「GEO WALKER(ジオウォーカー)」

まずは、製品の情報を見てみよう。「GEO WALKER(ジオウォーカー)」はマイゾックス社の販売するGNSS受信機だ。シンプルな機能性であるが、安定した㎝レベルの高精度計測が可能だという。
特長は何と言っても、その導入コスト。他社製品に比べると、導入イメージをしやすい価格設定である。
同製品カタログに記載されている「誰もが簡単に扱えるよう販売価格を抑えつつ」という文言を体現している。

――しかし、所謂「安かろう悪かろう」には当てはまらないのが本製品のすごさである。
「普通に使えるやん!」と神戸清光営業担当者たちは、嬉しそうであった。

また、充電式の乾電池での電源管理となることもシンプルながら、扱いやすそうだ。 万が一、現場でバッテリー切れになってもバッテリータイプの場合は充電を待たなければならないが、乾電池は手に入れやすい。
満充電の場合は、連続使用時間9時間という長時間の使用が可能であることも意外だった。ちなみに気になる重量だが、乾電池をセットした状態でも約1㎏と現実的な現場での運用が想像出来る。

――神戸清光営業担当者たちの特長は「本当に良い・使える製品を提案する」ということ。
メーカーびいきは一切していないことを筆者は日々、間近に見ている。
そんな営業担当者が「絶対、この製品で“事足りる”ユーザーがいるはず。」と話していた。

マイゾックス「GEO WALKER」の製品情報はこちらから。

マイゾックス「GEO WALKER」のカタログはこちらから。

「GEO WALKER」の製品特長。

▲「GEO WALKER」の製品特長。

単三電池6本で使用する。 連続使用時間9時間。(ニッケル水素充電池使用時)

▲単三電池6本で使用する。
連続使用時間9時間。(ニッケル水素充電池使用時)

神戸清光営業担当者たち。 特に土木系の測量で本製品を使えるのでは、と話していた。

▲神戸清光営業担当者たち。
特に土木系の測量で本製品を使えるのでは、と話していた。

ハードケースで、安心して現場へ運搬が出来る。

▲ハードケースで、安心して現場へ運搬が出来る。

専用無料アプリで操作する。

一見、ハードが導入しやすいという印象であっても、操作端末を加えるとコストがぐっとアップする場合は少なくない。 しかし、GEO WALKERのセールスポイントである「導入しやすい価格設定」は、ハードだけでなく操作端末へも考慮されている。 無料のAndroid端末対応のアプリケーション「GEO WALKER」がリリースされており、最低限のコストでGNSSを運用できることが分かる。

また、福井コンピュータ社「FIELD-TERRACE」や建設システム社の「快測ナビ」との連携も可能であり、
シンプルな画面でより使いやすく製品を使用出来ることも大きいだろう。もちろん、無料でリリースされている専用アプリ「GEO WALKER」単体でも、画面に慣れてしまえば十分に使えそうだ。

当日は、海外メーカーのAndroid端末にアプリをインストールし、補正情報はジェノバ社のデータを使用しながら計測を行った。 杭打ちもテストしてみたが、現場活用出来る印象だ。

専用アプリが無料でDL可能だ。 対応OSはAndroid端末だが、多様に展開されているAndroid端末だからこそ導入しやすさがあるだろう。

▲専用アプリが無料でDL可能だ。
対応OSはAndroid端末だが、多様に展開されているAndroid端末だからこそ導入しやすさがあるだろう。

製品ロゴの「拓疆者」とは“開拓者”という意味だという。

▲専用アプリ「GEO WALKER」の実際の画面。

神戸清光ベテラン営業担当者たち。 神戸清光展示会前日の「BuilderX」展示の最終チェックの時の様子。

▲「FIELD-TERRACE」と連携して使用も出来る。
こちらは、杭打ちをテストした時の画面。

▲「FIELD-TERRACE」の画面。

今回は、海外メーカーのAndroidタブレットでアプリを動かした。

▲今回は、海外メーカーのAndroidタブレットでアプリを動かした。

特に土木系の測量での活用イメージが膨らんだ。

製品のテストを行った神戸清光営業担当者たち。 特に彼らはi-Construction関連製品も担当しているため、土木系の現場を知っている。 様々なシチュエーションの現場を挙げながら、「特に土木系の測量で使えるかもなあ」と話していた。 また、別のベテラン営業担当者が「これでいける現場が多いんちゃうか。」と社内で情報共有する場面があったことを思い出す。
――「GEO WALKER」は、神戸清光社内で複数の営業担当から話題に出されている製品だ。

次回のチャンスでは、他社のGNSS受信機「GCX」を使用して検証もじっくり行いたい。

「メーカーに関わらず、本当に良い製品をユーザーへ。」というスピリッツが神戸清光営業担当者たちには共通して流れている。

▲「メーカーに関わらず、本当に良い製品をユーザーへ。」というスピリッツが神戸清光営業担当者たちには共通して流れている。

「メーカーに関わらず、本当に良い製品をユーザーへ。」という神戸清光スピリッツ。

神戸清光営業担当者たちには「本当に良いと思った製品を提案する」という姿勢がある。
彼らは、新製品が出ると実機を触りまくって検証を行う。その上で、ユーザーへ提案するべきか否かということを判断しているようだ。測量機器は決して安価ではない。その導入がユーザーのメリットになるように、という筋書きで製品提案を行う。

今回は、みなさんにマイゾックス社「GEO WALKER(ジオウォーカー)」についての記事をお届けした。
他機種に比べて導入しやすい価格設定・他社アプリとの連携可能であること・ハードの扱いやすさが同製品の魅力だと筆者は感じた。

是非、神戸清光にお気軽にご連絡いただきたい。一緒に課題を解決しましょう。

(株)神戸清光 広報担当 松本葵