実録!
「FARO FocusS+ 350」の点群データを神戸清光営業担当者が体験。

神戸清光営業担当者たちがFARO「FocusS+350」を使用して計測データの確認を行った。
本記事では、その様子をみなさまへお伝えする。

神戸清光では、様々なレーザースキャナ製品を取り扱っている。 メーカー別にそれぞれ特長があり、ニーズに合った製品選定を行うことが重要だ。 今回はFARO「FocusS+350」のデータの一部をシェアする。
是非、それを通して本製品の特長を感じていただきたい。


「【神戸清光 実証実験】ドローンと地上型レーザースキャナ。全7機種で同じ現場を計測したら?
データを徹底比較!」の記事はこちらから。


FARO 3Dレーザースキャナー「FocusS+ 350」は、地上型のレーザースキャナだ。 同シリーズではその他にも150/70と、異なるレンジも展開されている。 その最長レンジの350mまで計測が可能であるのが、本製品だ。

また照射スピードは約200万点/秒であり、GPS・GLONASS受信機を内蔵していることも注目点だろう。
高品質のデータと細部まで忠実なスキャン結果を期待できる。

▲タッチスクリーンも大きく、見やすい。

▲タッチスクリーンも大きく、見やすい。

計測データをソフトウェア「FARO SCENE」で確認する。

▲計測データをソフトウェア「FARO SCENE」で確認する。

FARO「FocusS+350」を使用して計測したデータの一部。

▲FARO「FocusS+350」を使用して計測したデータの一部。

現場(オンサイト)をとことん意識している
「FARO FocusS+ 350」

「FARO FocusS+ 350」では、本機とPCをLANで繋ぐことによってPC上に取得点群をリアルタイムに表示させることが出来る。 同機能で現場で事前におおまかな合成を済ませ、事務所での作業を少しでも軽減させるという狙いだ。 また、実機に搭載されているパネルにも取得した点群が簡単に表示される。 この点においても、計測業務の作業効率の向上が見込めそうである。

――他社のレーザースキャナにおいては、点群密度の設定が数パターンのみである場合があるが、 本体で分解度/品質を設定すれば、それに応じて細かに計測時間が変動する。 非常に自由度の高い印象だ。

ハードの重量も約4kgと扱いやすい。

▲ハードの重量も約4kgと扱いやすい。

屋外や屋内など計測状況に合わせた設定が行える。 更に細かな計測設定も可能だ。

▲屋外や屋内など計測状況に合わせた設定が行える。
更に細かな計測設定も可能だ。

高い現場の再現率。

では、ここからは更に詳しくにデータをシェアしていく。 参考にしていただきたい。
白線やクラック、構造物や色彩など、それぞれ再現されていることが分かる。

▲データ①。

▲データ①。

▲データ②。

▲データ②。

データ③。

▲データ③。

次世代機種「FARO Focus Premium」

FARO社のレーザースキャナは他にも次世代機種として「FARO Focus Premium」も展開されている。
計測時間が最大50%削減と現場(オンサイト)での作業効率向上が分かりやすい。 「解像度×品質」の組み合わせで計測時間を調整できる特長も引き継がれている。 また、アプリ「FARO Stream」との連携で、計測の開始や計測した点群の確認を行うことも出来ることも特長の1つだ。

地上型レーザースキャナが各社展開されているが、 メーカーの持っている製品への考え方や特性を捉えて、製品選定を行っていただきたい。


「FARO Focus Premium」の製品情報はこちらから

「FARO Focus Premium」

▲「FARO Focus Premium」

メーカー毎に違いがある。

本計測を通して、改めてメーカー毎で製品に特長があることを再認識する。
つまり、目的に合った製品選定が必要ということだ。

3次元化を実現するためのツールは多様化している。
各メーカー、狙いを持った機能を搭載した製品を提供しているのだと感じられた。

(株)神戸清光 広報担当 松本葵