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世界初のスキャナー搭載型トータルステーションLeica Nova MS60が大きく進化

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ライカジオシステムズが提供する新しくバージョンアップされたLeica Nova MS60は、一台ですべての測量作業が行えます。

【2020年3月16日 東京】計測テクノロジー業界のリーダーであるライカジオシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:日比孝典)は、新しくバージョンアップされたマルチステーション(スキャナー搭載型トータルステーション)Leica Nova MS60を発表しました。MS60は、グレードアップした高速レーザースキャン機能、GNSSセンサーとの接続機能、デジタルイメージングを組み合わせる事により、トータルステーションを新たな次元へ引き上げます。

 

 2015年に販売を開始したMS60は、世界で初めてスキャナー機能とトータルステーションの機能が合体し、3次元点群データと設計データを重ねて表示することで出来形管理を迅速におこなえる測量機器として、国内外で高い評価を得ました。

 

そして新しくなったMS60は、毎秒最大30,000点を計測できる非常に高速なスキャン速度をはじめとし、用途に合わせたエリアの定義方法の拡張や、天頂方向のスキャンアルゴリズムの改善など、従来のスキャニング機能が大きく進化しました。またMS60にはボタンを押すだけで自動的に器械高を計測する独自のAutoHeight(オートハイト)機能も新たに搭載されており、測量を開始するまでの作業時間を短縮できます。計測者はMS60の「表面検査」アプリを使用し、取得した点群データから面の凹凸分析や出来形確認を実行し、現場で直接出来形評価を行うことができます。

 

「トータルステーション、またはGPS受信機で取得した従来の座標値データと組み合わせたスキャンデータは、ライカジオシステムズ社がお客様の業務を行いやすくするために開発した機能の1つです。Leica Nova MS60マルチステーションで取得したスキャンデータにより、計測した現場でその日のうちに、誰にでも視覚的に出来形を見せることができます。」とBL Companiesのシニア測量士兼社長であるDonald Smith氏は述べています。「納期どおりにクライアント自身の目で確認ができるものを納品することは、リピート顧客を獲得することにつながります。」

 

1つの機器で高スピード、汎用性、高品質を実現

オールインワン機器であるMS60のテクノロジーを組み合わせることにより、業務フローをスピードアップすることができます。マルチステーションは技術の進化を追求したトータルステーションであり、高度なデジタルイメージング、スキャン機能、GNSSセンサー接続機能を搭載しています。Leica Captivateフィールドソフトウェアを使用すると、すべての計測データとスキャンデータを3Dで視覚化し、データの品質と進捗を確認できます。MS60ユーザーは、すべてのデータをシームレスにLeica Infinityソフトウェアに転送して、データの品質チェックを管理、処理、分析、および実行できます。マルチステーションは、ユーザーがプロジェクトを計画通りに実施したり費用を削減することに寄与し、さらに現場作業の柔軟性を高めます。

「MS60は複数階層のプロセスでデータを統合します。トータルステーションで計測した値は3D点群データに割り当てられ、画像データが自動的に合成されて色付けさされます。すべてのデータはGNSSで計測した世界測地系、または既知点座標の同一座標システムへと完全に割り当てられます。」とライカジオシステムズのシニアプロダクトマネージャーであるFalko Henningは述べています。「他の測量機器とは異なり、MS60は使い慣れたトータルステーション機能とスキャン機能の両方を提供できるため、現場での作業要件を全て満たせます。オペレーターは、復旧工事や杭打ち作業の際に、赤色のレーザーポインターを使用して、現場でターゲットなしに測量を実行できます。また、スキャンの実行中でもフィールドコントローラーを使用できます。」


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