ネットワークGPS(GNSS・RTK) | トータルステーション・3次元レーザースキャナー・UAV(ドローン)・CAD・GISなど測量機器販売・レンタル・修理の専門商社株式会社神戸清光

ネットワークGPS特集

ネットワークGPS特集

電子政府構想に基づく不動産登記法の改正による全ての座標値の世界測地系への移行、また公共測量作業規定の準則の改定に伴い一部基準点測量のネットワーク型RTKの採用など、近年ネットワーク型GPSの必要性が大きく高まっています。このページでは、最新のネットワーク型GPSをご紹介します。

SOKKIA(ソキア) GCX2

ソキア GCX2

世界最小・最軽量の手のひらサイズGNSS受信機

  • 約375gという、超小型軽量化を実現。一体型GNSS受信機として、世界最小最軽量を誇ります。ボディの素材には、マグネシウム合金を採用。防水防塵性能IP67に準拠した、堅牢な設計です。
  • 新開発のPOSTTM(Precision Orbital Satellite Technology)アンテナを搭載。超コンパクトながら、マルチパスの影響を極限まで抑えることに成功しました。GPS、GLONASSのほかQZSS(準天頂衛星システム)も受信可能。226チャンネルという多くの受信チャンネルを搭載しています。
  • Bluetoothクラス1を搭載。免許不要で、ランニングコストをかけずにRTK観測を行えます。観測範囲は最大半径約300mをカバーし、固定局1局につき移動局3局までの同時接続が可能です。
  • 内蔵バッテリーで、12時間の連続観測が可能。複数セッション、長時間に渡るスタティック観測にも余裕で対応します。 データ通信を共有する電源コネクターには、Mini USBを採用。対応するスマートフォン用充電器でも充電可能です。
  • Wi-Fiテザリング可能なスマートフォンなどを使用することで、ネットワーク型RTK観測を行うことができます。

SOKKIA(ソキア) SeriesGRX2(2周波GNSS受信機)

ソキア SeriesGRX2

測位能力をさらに向上。マルチチャンネルGNSS受信機

  • GNSSボードに最先端のテクノロジーを採用し、GPSとGLONASSによる測位能力が向上、今まで以上に高感度で安定した観測が行えるようになりました。
  • 226チャンネルという多くの受信チャンネルを搭載するとともに、準天頂衛星やGalileo衛星からの電波を受信する能力を装備、将来の対応を予定しています。
  • 内蔵する小エリア無線機は送受信タイプ。完全ケーブルレスのRTKシステムを実現しました(GGDM/GDMタイプ)。
  • ボディーの素材には、軽量かつ耐環境性に優れたマグネシウム合金を採用。耐衝撃性についても考慮した設計です。防塵・防水性能はJIS保護等級IP67に準拠し、粉塵の舞う工事現場や豪雨の中でも安心して観測が行えます。
  • SOKKIAのGNSS受信機で好評の音声ナビゲーションを搭載。RTKの初期化や初期化の解除、バッテリー残量、メモリーの状態などを明瞭な音声でお知らせます。
  • 1周波タイプから、2周波GPS、2周波GPS+GLONASS、そして2周波タイプでは内蔵小エリア無線機の有無も選べます。
  • 長時間バッテリーを採用。1個で7.5時間のスタティック観測が可能です。
  • 大容量のSDHCカードも使用可能。長時間の観測データでも、安心して記録できます。
  • 電子野帳プログラム SDR8シビルマスターにGNSSオプションが登場。GNSSとトータルステーションの双方に接続でき、状況に合わせて簡単に切替可能。座標データを共通して使用できます。

TOPCON(トプコン) HiPer V(2周波GNSS受信機)

TOPCON(トプコン) HiPer V(2周波GNSS受信機)

完全ケーブルレスRTKを実現した2周波GNSS受信機

  • GNSSボードに先進のテクノロジーを搭載。GPS+GLONASSによる測位能力に磨きをかけました。226chという充実の受信チャンネル数を搭載、さらに準天頂衛星、Galileo衛星の受信能力も装備、将来の対応を予定。
  • 送受信タイプの小エリア無線を内蔵し、固定局・移動局とも面倒な無線機の設置と接続から解放され、機動性抜群のRTK観測が実現します(GGDM / GDMタイプ)。
  • ネットワーク型RTK観測においては、コントローラー(オプション)にWi-Fiテザリング可能なスマートフォンを組み合わせることにより、簡便にネットワーク型RTKに対応させることが可能。
  • ボディの素材は、衝撃にも強いマグネシウム合金を採用しています。また、防塵防水性能JIS保護等級IP67に準拠していますので、現場環境に左右されず安心して観測が行えます。
  • 大容量のSDHCカードにも対応し、長期の出張や長時間の観測、簡易なモニタリングなど大量のスタティックデータ取得の必要がある場合でも安心の大容量のメモリーカードが利用できます。
  • 受信機のステータス、例えばバッテリーやメモリー残量など観測に影響のある項目について、日本語によるボイスメッセージで案内。

JENOBA(ジェノバ) ネットワーク型GNSSサービス

ネットワーク型GPS ジェノバ

お客様の測位精度をアシストする補正データサービスです。

  • 新技術VRSは、単独測位と相対測位のそれぞれにおける問題を解決する方式として開発された、仮想基準点システムです。(VRS:Virtual Reference Station)
  • VRS技術は、1台の受信機で最大1cmの精度を実現します。
  • 概略として、従来の相対測位で使用していた既知点に設ける2台目の受信機を、常に1台目の近辺に『仮想的』に設けることで、安定した高精度の位置情報を取得できます。
  • 「DGPSデータサービス」「RTKデータサービス」「静止観測データサービス」の3つのデータサービスを、お客様のビジネスプランに合わせて選んでいただきます。
  • 新技術VRSシステムを日本国内で24時間使用可能にする為の施設を設け、サービスを行なっています。

VRS(仮想基準点)って何?

仮想基準点(VRS:Virtual Reference Station)の考え方

移動観測局GPS単独測位値にて、仮想基準点データを要求。GPSデータ配信会社では電子基準点から送られたデータを元に、仮想データを作成する。移動観測局では基準局がすぐ近くにあるものとしてRTK測位を行うことが可能。これにより、長距離RKT観測が効率的におこなえます。

VRSイメージ図

仮想点はなぜ必要?

●GPS受信機1台で観測ができないか?
  • 従来のRKTでは2台以上の受信機が必要
  • 少ない受信機を有効に使いたい
  • 作業人数を削減したい
●観測距離に依存しない観測はできないか?

10km以上の基線では精度劣化が生じる。

→電解層の誤差・RKT初期化の実用レベルを考えると5kmくらいまで。

対応する受信機は?

GPSデータ配信会社

それぞれのメリット・デメリット

●測量機器メーカーのGPS受信機
<メリット>
  • 計算エンジンを搭載することで現地での結果の吟味が可能
  • データ送信と受信のみを行うため、通信コストの削減が可能
  • 通常のスタティック観測やローカルRKTへのシステムアップが容易
<デメリット>
  • 初期導入コストがサーバ側と比較して高額になる
●サーバ型GPS受信機
<メリット>
  • 受信機の計算エンジンを省略することで初期投資を抑えることが可能
  • シンプルなシステム
<デメリット>
  • 計算エンジンを持たないため、現地での結果の吟味が困難
  • データ送信と受信に加え、解析結果の受信も必要となり、通信コストがかかる
  • システムアップが難しい

GPS受信機を選ぶ際は、上記のメリット・デメリットを吟味する必要があります。自分に合った機器がわからない場合や、ご不明点などありましたらお気軽にお問い合わせください!

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